ここ数年アベノミクス効果もあり株価は好調でした。
しかし相場にはサイクルがあり、常に株価があがり続けることはありません。
ここ最近では、米中の貿易摩擦、アメリカのイールドカーブのフラット化、安倍首相の森友・加計学園問題等様々な株価下落のリスク及び兆候を示しており、
いつリセッション入りしても不思議ではありません。
ではどのようにリセッション下で我々の資産を守れば良いでしょうか。
安全資産の比率を増やす
リセッション下ではお金を増やすことではなく、
いかに資産を減らさないか
が重要になってきます。
ですので株などのリスク資産を売却し、債券や現金といった安全資産に移すようにしましょう。
しかしそこで問題になって来るのは、いつリセッション入りするのかという問題です。
好況下で安全資産比率を高めすぎるのは、それだけ機会損失になるからです。
一般的に好況サイクルの平均月数は8年と言われています。
今回の株価上昇局面は2010年から始まっており、2018年の今年で9年目になります。
いつリセッション入りしてもおかしくない局面と言えるでしょう。
(株愛好家の)私も7月20日(金)に全ての株式を売却しました。
ショートポジションを取る
ではここ数年は全くリスクを取らずにただひたすらほぼ0%の銀行預金をするしかないのでしょうか。
勿論そんなことは無く、ショートポジションを取ることによってリセッション局面でも利益を上げることが出来ます。
時に上昇局面というのは長期間にかけてジワジワと上がっていくのに対し、
下落局面というのは、短期間に劇的に下落していくことが多いです。
そうした下落局面に適切なポジションを取ることによって、莫大な利益を得られる可能性があります。
以下に代表的な株価下落局面で値上がりするETFをまとめました。
1569 TOPIXベア上場投信
単元株数:10
単価:3,110円(2018/7/20 15:00時点)
信託報酬:0.75%
1356 TOPIXベア2倍上場投信
単元株数:10
単価:2,397円(2018/7/20 15:00時点)
信託報酬:0.75%
1571 (NEXT FUNDS) 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信
単元株数:1
単価:1,603円(2018/7/20 15:00時点)
信託報酬:0.8%
1357 (NEXT FUNDS) 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
単元株数:1
単価:1,603円(2018/7/20 15:00時点)
信託報酬:0.8%
また個別銘柄をショートするのも良いでしょう。
リセッション下では、将来の成長性を評価され高いPERで取引されていた
バイオ銘柄やハイテク銘柄といった銘柄
特に比較的小型で利益がまだ出ておらず財務体質も強くない
銘柄が売られやすいです。
金(ゴールド)に投資する
金(ゴールド)は有事の際や不況下で強いと言われます。
実際リセッション局面だった2008年10月から約1年以上価格は大幅に上昇しております。
金(ゴールド)の手軽に投資する手段としてETFがあります。
以下に代表的な金(ゴールド)に投資出来るETFをまとめました。
1672 ETFS 金上場投資信託
単元株数:1
単価:13,630円(2018/7/20 15:00時点)
信託報酬:0.39%
純金上場信託(現物国内保管型)
単元株数:1
単価:4,280円(2018/7/20 15:00時点)
信託報酬:0.49%
まとめ
マーケットの将来は誰も予想できません。
一方で景気のサイクルは歴史的に繰り返しており、2010年から続いてきたブルマーケットも終焉が近づいているのは間違いないでしょう。
サイクルの転換期で適切なポートフォリオが組めるよう少しでも参考になればと思います。